PsychJapan -心理についての面白くて深い話-

PsychJapanでは,心理に関係する面白くて深い話を,いろいろと取り上げて紹介していきます。

*

本も訓練もいらない!?|怒りをコントロールする3つのステップとはvol.1

   

さて,今回は「怒り」についてのお話です。

「怒り」のコントロールはどのようにすればよいのでしょうか。

「怒り」のコントロールはどのようにすればよいのでしょうか。

あなたは普段の生活でどれくらい「怒り」を感じているでしょうか。

そしてその「怒り」はどのようなものでしょうか。

たとえば,「こんなはずじゃない…!」とか「こうあるべきじゃない…!」とか「なんでこうじゃないんだ…!」などといった「怒り」あるいは「不満」を感じたこともあるでしょう。

そして,その度に「ああ,あんなに怒るんじゃなかった…」とか「なんであんなに怒ってたんだろう…」のように後悔することもあるかもしれません。

今回は,こうした「怒り」や「不満」について,それをコントロールする方法を3ステップでお話して行きたいと思います。

 

「怒り」や「不満」はなぜ起こる?

そもそも「怒り」や「不満」はなぜ生じるのでしょうか。

実は,あなたの中には「世の中はこうあるべきだ」,「自分はこう扱われるべきだ」,「他人はこう行動するべきだ」というような数々の規則が存在します。

こうした規則の集まりを,今回は「ルールブック」と呼びましょう。

この「ルールブック」が怒りや不満に非常に深く関係しているのです。

 

「ルールブック」はどんなもの?

この「ルールブック」は,あなたの信念,視点,趣向,理想,価値観などによって形成されています。

そして,あなたは自分と似た「ルールブック」をもった人と一緒にいる傾向があります。

それは,似たルールブックの人は心地が良いからです。

自分と似たように考え,行動し,少しのズレはあっても許容範囲だったり,自分に新しい視点を与えてくれたりといったちょうど良い刺激なのです。

一方,ルールブックが大きく異なる人といると非常に不快になります。

一緒にいようと思ってもなかなか一緒にいられなくなってしまうものなのです。

この「ルールブック」は無意識的なものです。

これはあなたが,誰であるか,どう生きるか,世界をどう見るか,どのように決定するか,環境にどう適応するか,などについて無意識的な影響を与えています。

そして,あなたは「ルールブック」が自分と大きく異なる人と出会って初めて,自分の「ルールブック」に気づくのです。

この大きく異なる「ルールブック」をもつ人に出会った時に,「怒り」や「不満」が体験されることになるのです。

たとえば,あなたはサッカーのルールでサッカーをしようとしていますが,ある人は野球のルールでサッカーをしようとしているのです。

この時にサッカーをサッカーのルールでやりたいあなたにとっては,たまったものではないでしょう。

スポンサードリンク

 

「ルールブック」はすべて正しい?

さて,怒りや不満は,自分の「ルールブック」通りにいかない人に出会った時に体験されるということです。

そして,人間というものは,自分が正しいと思いたい生き物です。

さらには,「他人も自分のやり方でやるべきだ!」と考えているものなのです。

こうした葛藤の根源は,他人が変わるべきという思想,つまり「自分のルールをそのままに,他人の間違っているということを押し付ける」という思想にあります。

しかし,とても重要なことは,それぞれがもっている「ルールブック」には正しいとか間違っているとかはないということです。

各個人がもつ「ルールブック」は,それぞれから出てくる独特のものです。

ですから,それぞれの「ルールブック」はそれぞれにとっての「正解」なのです。

現在の世の中は非常に多様であり,すべての文化,宗教,人種に受け入れられるような考えというものはなかなか存在しません。

ましてや,生活の細かいところまでみんなが共通の「ルール」をもっているということはなかなか難しいことなのです。

 

まとめ

ここまで「怒り」について,「ルールブック」という言葉を使って説明してきました。

それぞれが持つ知識,信念,価値観,思想,好み,理想,などによって形成されるこの「○○すべきだ!」という「ルールブック」は,各個人が形成していきます。確かに,文化や社会によって共通するものもあります。

しかし,生活の細かいところまでを共通のものとすることはなかなか難しいものなのです。

ということは生活していると必然的に「怒り」や「不満」を感じることになっているということになります。

しかし,「怒り」をそのまま顕にすることは,人間関係を悪くすることにもなりかねませんので,コントロールする必要があります。

「怒り」のコントロール方法は,たった3つのステップで十分なのです。

また次回お話して行きたいと思います。

 

続き→ 本も訓練もいらない!?|怒りをコントロールする3つのステップとはvol.2

 - 対人関係

        

Google Adsense

Google Adsense

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

ハロー効果は「光背効果」とも呼ばれます。
美人だけではない!?|様々な場面で生じるハロー効果とは

さて、今回は「ハロー効果」についてです。 以前,ハロー効果によって,美人が優遇さ …

誤解がどのようにして生じるのでしょうか。
誤解されやすい人は性格以外にも理由がある!?|誤解を生む9つの理由とは!?vol.1

さて,今回は「誤解」についてのお話です。 人間は誤解されやすい,また誤解しやすい …

「怒り」をコントロールする3ステップとはどのようなものでしょうか。
本も訓練もいらない!?|怒りをコントロールする3つのステップとはvol.2

さて,今回は「怒り」についてのお話です。 前回は,「怒り」や「不満」について「ル …

美しい女性は得をするのはなぜでしょうか。
なぜ美人は得をする!?|他人の理解に影響を与えるハロー効果とは

今回は「美」についてのお話です。 「美」は人間の歴史を振り返ってみても,さまざま …

誤解されやすいというのはやはり悩みですね。
誤解されやすい人は性格以外にも理由がある!?|誤解を生む9つの理由とは!?vol.2

さて,今回は「誤解」についてのお話です。 誤解というものが,他者とのコミュニケー …

友情には男女で違いがあるようです。
友情には男女で違いがあった!?|男子と女子で違う5つの友情の形とは

さて,今回は「友情」についてのお話です。 この「友情」については,特に性別との関 …