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不登校になったらどうする!?|その定義と原因,対応について解説vol.1

   

さて,今回は「不登校(non-attendance at school)」についてのお話です。

不登校の定義とはどのようなものでしょうか。

不登校の定義とはどのようなものでしょうか。

不登校は子どもの発達や教育にとって,そしてその子どもの家族にとっても大変大きな問題です。

この不登校の問題は,どの子どもでも潜在的に抱えているものです。

特に,進学や転校などの大きく環境が変化するタイミングで生じることもあります。

逆に,最初は頑張って学校に通っていたけれども,時間が経つと不登校になることもあります。

不登校については,これまでもたくさんの研究がされてきましたし,これからももっと重要な問題として扱われ続けるでしょう。

今回は,この「不登校」について,その定義や原因,そして対応についてお話していきます。

 

不登校(non-attendance at school)とは!?

さて,では不登校とはどのように定義されているものなのでしょうか。

不登校にはさまざまな定義があります。

文部科学省の定義によると,「年間30日以上欠席した児童生徒のうち,病気や経済的な理由を除き,何らかの心理的,情緒的,身体的,あるいは社会的要因・背景により,児童生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況にある者」とされています。

つまり,身体的・経済的に明白な理由(病気,怪我,お金がない…etc)がないにも関わらず,学校へ行かない,あるいは,行けない状態のことを言います。

近年では,教育現場や地域社会などの環境の影響によって引き起こされるという見解が多数を占めています。

さらに,不登校の状態像も多様化しており,個別的な対応が求められているというのが現状であると言えるでしょう。

 

不登校の原因とは!?

さて,それでは不登校が起きる原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは,大きく4つに分けて解説していきます。

その4つの原因とは・・・

  • 本人のパーソナリティ特性
  • 親の要因
  • 学級の要因
  • 現代日本社会の風潮

この4つです。

では,それぞれについて見ていきましょう。

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本人のパーソナリティ特性

これは,本人がどのようなパーソナリティ,つまり性格上の特徴をもっているかということです。

不登校になりやすいパーソナリティ特性をもっていることが不登校になりやすい原因ともなるのです。

たとえば,完璧主義だったり,几帳面だったり,自己中心的だったり,耐性欠如だったりといったものになります。

親の要因

これは,親の子どもへの関わり方がどのようなものであるかということになります。

たとえば,子どもに対して厳しいのか,甘やかしているのか,べったりしているのか,無関心なのかといった態度や関わりといったものになります。

学級の要因

これは,学校で一緒に過ごす仲間がどのようなものか,その仲間関係での本人の位置がどのようなものであるかということです。

たとえば,互いに認め合うことなく仲間に侵害されていると感じている子どもは,不登校になる可能性が高くなります。

現代日本社会の風潮

これは,日本における価値観の変化していきたことによって影響があるということです。

現代は,仕事第一主義ではなくなり,「絶対に学校に行かなければならない!」といった風潮は退化しています。

不登校を絶対的な問題と考える傾向が弱まってきており「学校に行かなくても…」という考え方が不登校を助長させている側面があるということは否定することはできません。

 

まとめ

さて,これまで「不登校」について,その定義と原因についてお話してきました。

不登校は「学校に行かない,あるいは行きたくても行けない」という状態です。

子どもが「学校を休みたい」と言ってきた場合には,必ずそれ相応の理由があるはずなのです。

もちろん「なに言ってるんだ!学校に行け!」と厳しく叱ってやることも,時には必要です。

しかし,そればかりでは大切な子どもが苦しんでいることを理解することができないのかもしれません。

朝の忙しい時ではなく,子どもが帰ってきてからゆっくりと時間が取れる時に,少し会話をもつということは不登校を予防することにつながるのかもしれませんね。

それでは,不登校の種類や対応にはどのようなものがあるのでしょうか。

またお話して行きたいと思います。

 

続き→ 不登校になったらどうする!?|その定義と原因,対応について解説vol.2

 - 教育心理

        

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